お血について

血の巡りが悪くなった状態には、お血と血虚があります。 血虚とは、血の量の不足、あるいは質の不良のことです。血虚になると、血液を通して 臓器や全身に栄養補充するのに不足が生じ、貧血の症状が表われたり、筋肉の働きが鈍り 倦怠感を感じたりします。また思考力や記憶力の低下や、ほてり、白髪、痩せ、眩暈など の症状が表れたりもします。これに対してお血は、血が鬱滞して、血液の循環がうまくい かない状態(血滞)のことを言います。血液が血管を出てしまった出血や紫斑、あるいは 腫塊を形成したものを含みます。健康や病気に深く関わっているのはお血の方で、 血滞や腫塊が起こると栄養供給ができなくなるので、お血の病気は全身に表われること になります。

お血が関連する病気

胃痛・胃潰瘍など
皮膚アトピー性皮膚炎・ニキビ・しみなど
神経 精神イライラ・興奮・かんしゃくなど
婦人病更年期障害・月経痛・月経前症候群・子宮筋腫など
心臓心筋梗塞・狭心症など
関節関節炎など

お血は古くから「血の道症」と言われ、女性に多く見られる症状です。 更年期障害や月経障害もお血によってもたらされます。 血は一見、西洋医学の循環不良・血液凝固・内出血に相当するように見えます。 確かにお血はそれらも含んでいるのですが、東洋医学の血は、西洋医学の血液よりも 広い意味をもっており、お血の症状は、ホルモン・循環・自律神経系の内臓 の機能の異常を伴い、全身的な複合症状になります。現代医学では説明のつかない 病気や症状が、東洋医学のお血では説明可能な場合もあり、今後西洋医学でも、 注目されていく概念であると言えるでしょう。

お血による症状

自覚症状

神経・血管のぼせ・ほてり・頭痛・頭重
口内口が渇く
筋肉・骨格肩こり・しびれ・足の冷え・四肢脱力感
消化器黒色便・腹部膨満感
泌尿器・生殖器血塊を伴う月経・月経痛・過少過多月経・頻尿・残尿感
精神イライラ感・怒り・記憶力低下興奮・抑鬱
その他疼痛・出血

身体症状

血管細絡・クモ状血管腫・静脈怒張
皮膚鮫肌・紫斑・顔面の赤みや暗紫色・浮腫・爪甲紫・皮膚色紫
口唇紫色の唇や舌質や歯茎・舌静脈の怒張・口唇の乾燥
流れが滞る
関節変形・化膿
その他腫瘍・左や右下腹部の圧痛(少腹急結)

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